行政書士の勉強法で、自分に合った効率のいい勉強方法を知りたい。
世の中には、こういう勉強法がいい!という発信がとてもたくさんあるけど、合う合わないは人それぞれ。
まずは、勉強することに対する私の特性とか習性を分析して、私にあった勉強法はどういうものなのかを見つけていきたい。
・・・私は数年前に一度、行政書士試験を受けた経験がある。一年でガッとやりこんで一発で決めてやる!みたいなかんじで、最初にかっ飛ばしすぎて後半持たなくて、案の定うまくいかなかった。おしい、というところまでも行かなかった。
時が経って、やっぱり行政書士の資格とっておきたいんだよなって思うことが増えた。
もしやるなら、きちんと自分に合った方法を見つけて確実に取り組みたい。
前回受けた時はまだAIがこんなにメジャーに世にでてきていない時代だった。数年しか経っていないのに、時代の流れの速さには本当に驚く。
そんなわけで、冒頭に書いた「自分の特性・修正を分析してた上で、自分にあった勉強法を見つけて取り組む」を、AIのチカラを借りながら、まずはその勉強法を探す旅にでてみた。
使っているのはClaude
ClaudeはAnthropic社が開発した、安全性が高く、自然で知的な対話能力を持つ生成AI。
Claudeを選んだのは、その特徴の一つに「長文理解力」「自然な日本語生成」というポイントが含まれていて、めっちゃ適してそう!と直感が働いたことと、設定の中で「Claudeが応答時に考慮すべき個人設定」を指定できること。
そこに、私の今おかれている環境や思考パターンやクセ、価値観や考え方、性格など、「私の特徴」と思われる情報を具体的に指定した。
そのうえで、「自分を先に分析してから、勉強法を選びたい」とClaudeに尋ねる。するとこう返ってきた。
世の中の勉強法発信って「これが正解!」って断言するものが多いけど、要は「その人に合ってた方法」でしかないから、そのまま真似しても機能しないことが多い。まずあなたという学習者の特性を見ていこう。
わたしの学習特性分析
以下は、Claudeが私の学習特性について分析してくれた内容。
強みになりそうな特性
- 構造理解への強い欲求
「なぜそうなっているのか」を歴史や背景から理解したい人。行政書士試験は暗記量が多いけど、あなたの場合は「なぜこの法律があるのか」「どういう問題を解決するために作られたのか」という文脈を先に掴むと、一気に体系が入ってきやすいはず。 - パターン発見・命名力
「これはあのパターンだ」と認識できる人は、問題演習で強い。行政書士の問題も頻出パターンがあるから、「これは〇〇系の問題」という分類ができると解く速度が上がる。 - メタ認知の高さ
「自分が今どこを理解できていないか」を言語化できる。これ、意外と希少な能力。多くの人は「なんとなくわかった気がする」で進んで落ちる。 - 二重思考(感情と分析の並走)
勉強中にも「なんか腑に落ちない…」という直感が働くはず。その感覚を大事にすると「理解したふり」をしにくい。
注意が必要な特性
- 「意味が見えないと動けない」
試験科目の中には「なぜこれを覚えるのか」が見えにくい暗記分野がある(商法・会社法など)。意味を見つけられないとエンジンが止まりやすい。 - 「勝てない勝負はしない」
これは戦略的には正しいけど、試験勉強では「苦手分野を捨てる判断」がやや早くなるリスクがある。行政書士は足切りがないぶん、配点の大きい行政法・民法で稼ぐ戦略は取れるけど、捨てる判断を入れるタイミングは注意したいところ。 - 「安易な結論を拒否する」
これは知的誠実さとして素晴らしいけど、試験は「深い理解」より「正確な知識の出力」が求められる場面も多い。「完全に理解してから次へ」が沼になることがある。 - 箇条書き・構造整理が得意だからこそ
ノートをきれいに整理することが目的になりやすい。「まとめた=覚えた」になっていないか、定期的に確認が必要。
総括すると、あなたの学習タイプはこんな感じ
- 「背景・構造から入る、トップダウン型の理解者」
- 細かい暗記より先に「全体の地図」が必要
- 地図がないと、どこを歩いているかわからなくなる
どうでしょう。ほぼほぼ完ぺきに分析してくれてます。
さらに、行政書学習における現在の知識レベル(全くの初学者なのか、勉強したことがあるのか)や、勉強にさける時間などから、具体的に「自分仕様の行政書士勉強法」を提案してくれました。
自分仕様の勉強設計
引き続き、Claudeがわたしの勉強設計が続きます。
わたしの現在地とリアルな課題
「一度勉強したことがある」「毎日30分以内」「受験タイミング未定」。
この3つの組み合わせで見えてくるのは、
「エンジン(意欲)はある。でも、かけ続ける仕組みがまだない」状態
一度挫折or中断した経験があるなら、知識がゼロではないけど「断片的に残っている」感じのはず。体系の地図はぼんやりあるのに、どこから再開すればいいかわからない。
そして毎日30分は、やり方を間違えると「全然進んでいる気がしない」沼にはまりやすい時間量でもある。
原則:「理解→暗記」の順を守る
あなたは「なぜ?」が見えないとエンジンが止まるタイプだから、テキストを最初から読んで暗記しようとする勉強は向かない。
まず「この法律は何のためにあるのか」「どういう問題を解決しようとしているのか」という背景を掴んでから、条文や判例に入る。
行政法なら「国民と行政の力関係のバランスをとるための法」と理解してから細部に入る、みたいな。
フェーズ設計(タイミング未定だからこそ焦らず)
毎日30分、テキストをざっと読む。覚えようとしない。
「ああ、こういう世界観ね」という感覚を掴むだけ。
あなたの構造理解タイプには、この「全体俯瞰フェーズ」を意識的に設けることがかなり重要。ここを飛ばして問題演習から入ると「どこの話をしているのかわからない」になりやすい。
地図ができたら、ひたすら過去問。毎日30分なら1日5問だけ、でも解説まで完全に読むのがいい。
ポイントは「なぜ正解なのか、なぜ不正解なのか」の構造を毎回言語化すること。
あなたならここで「これは〇〇系のひっかけパターンだ」という命名ができるはずで、その命名ノートが後で武器になる。
間違えた問題だけを集めたノート(デジタルでも紙でも)を作って、繰り返す。あなた的に言うと「自分の弱点の構造化」。
「意味が見えにくい科目」への対処
商法・会社法は配点が低くて費用対効果が悪い。あなたの「勝てない勝負はしない」本能はここで発動していい。深追いしない、と最初から決めてしまう。
逆に行政法・民法は配点が高くて構造的に面白い。ここはあなたの「なぜ?」欲求がちゃんと機能するフィールドだと思う。
毎日30分の使い方の具体例
月〜金:過去問5問+解説精読(25分)+パターンメモ(5分)
土:週の間違い問題の振り返り(30分)
日:テキストで「気になった論点」を1つだけ深掘り(30分)
「覚えようとする日」を作らないのがポイント。理解と発見の積み重ねが、結果として記憶になる、という順序でいく。
受験タイミングをどう決めるか
行政書士の試験は毎年11月。「まだ決めていない」なら、今年(2026年11月)を「本番ではなく模試」として位置づけるという手もある。
今年は「自分がどのくらいまで仕上がるか見てみる」実験をして、来年以降で本気勝負、という設計。
この「実験と本番を分ける」考え方、あなたの「勝てない勝負はしない」との相性はどうかな。むしろ「今年は情報収集フェーズ」と定義した方がエンジンかかりやすいかもしれない、という直感はあるけれど。
ここまでを見てきて
前回うけたの、5年くらい前だったと思う。その時は今年一年で絶対受かるんだって最初にエンジンかけすぎて空回りしてふかしてた、ってかんじでした、正直(笑)。
結局エネルギーが持続しなくて、点数も惜しいどころか全然届かなかった。AIが分析してくれた、「完全に理解してから次へ」がでてて、試験間際までスタミナが維持できなかったんだなぁと。
あと、ノートきれいに書くのにこだわっちゃうのも当たりです(笑)。
それともうひとつ。わたしってものを覚えるのに、視覚を使うのが得意な気がしている。あとは、文章よりも図解の方が頭に入る。それからシチュエーションかな。○○しているときにこの問題やっててつまずいたんだ!とか。
だから、書けば覚える、読めば覚えるっていうわけでもなさそう。あと、聞いて覚えるのは一番苦手。
・・・こんな風に、次々と自分の学習特性における重要なポイントが、自分から次々と浮かび上がってきて、これも追加でAIに聞いてみた。
視覚・図解・シチュエーション記憶、という話。これはかなり重要な情報で、あなたの学習タイプがより鮮明になってきたね。
記憶スタイルを整理すると
「見た景色に紐づけて覚える」タイプ、だと思う。
つまり情報そのものを単体で記憶するんじゃなくて、「その情報に出会った文脈ごと保存する」感じ。シチュエーション記憶が強いのは、まさにそれで。「あのとき、あの問題でつまずいた」という場面と感情がセットで記憶になる。
聴覚が一番苦手なのも一貫している。音声だと「文脈の絵」が作りにくいからね。
これを踏まえて、勉強法をアップデートする
図解ファーストに切り替える
テキストを読む前に、まずその単元の「構造図」を探す or 自分で描く。
たとえば行政不服申立ての手続きなら、
処分 → 審査請求 → 裁決 → 取消訴訟
↓
誰に申し立てる?
↓
処分庁の上級行政庁
みたいな流れ図を先に頭に入れてから、細部の条件や例外を読む。図が「地図」になって、そこに細部を貼り付けていくイメージ。
あなたがノートをきれいに書くのにこだわる理由も、たぶんここで「視覚的に整理したい」という本能が働いてるから。だとするとノート作りそのものは悪くない。ただ「きれいに書くこと」が目的にすり替わらないよう、汚くていいから図だけ描くというルールにするといいよ。
シチュエーション記憶を意図的に作る
これ、かなり使える特性だと思う。
たとえば「この問題は母と夕飯を食べた後に解いて間違えた」「この論点は伯母の介護の制度調べてたときと似てる構造だった」みたいな記憶の引っ掛け方。
もう少し実用的に言うと、
問題を解く場所・時間帯を意図的に変えない。
「毎日この椅子に座ってこの時間にやる」という固定したシチュエーションを作ると、「あの場所で覚えたこと」として引き出しやすくなる。脳が「ここは勉強モードの場所」と認識するから。
「つまずいた場面」を記録するノートに切り替える
きれいなまとめノートじゃなくて、つまずきログノートにする。
日付:2/28
問題:行政事件訴訟法・取消訴訟の原告適格
何を間違えた:「法律上の利益」の範囲を狭く解釈してた
なぜ間違えた:処分の名宛人以外も入るって知らなかった
構造メモ:名宛人+周辺に影響受ける人も含む
シチュエーション:夜、風呂上がりに解いた
「シチュエーション」欄を入れるのがポイント。バカみたいに見えるけど、これがあなたの記憶スタイルにはめちゃくちゃ機能すると思う。
「完全に理解してから次へ」への対処法
ここが前回の沼だったわけだから、ルールを一個だけ作る。
「3回見てもわからなかったら、いったん★マークつけて次に進む」
「わからないまま進む」じゃなくて「★をつけて保留にする」。この言い換えが大事で、あなた的には「保留=後で回収する材料」として処理できるはず。未解決のまま放置じゃなく、「回収リスト入り」にするイメージ。
いったん、まとめると・・・
図で地図を作り → 場面と感情に紐づけて記憶し → つまずきをログとして蓄積し → 保留を許しながら前に進む
前回と今回の一番の違いは「エンジンのかけ方」じゃなくて、「燃料の種類」を変えること、かな。前回は「絶対受かる」という気合いが燃料だった。今回は「自分の学習パターンを解明する実験」という知的好奇心を燃料にする。
よく言われる「過去問だけ回せ」について
よく言われる「過去問だけひたすら回せ」は、ある特定のタイプには最強の方法だけど、全員に当てはまるわけじゃない。
「過去問だけ回せ」が向いている人
情報を断片で受け取っても、反復で体に叩き込める人。「なぜ?」より「とにかく正解パターンを覚える」で動ける人。つまりボトムアップ型の学習者。
あなたが向いているのは
「全体の構造を掴んでから細部に入る」トップダウン型。
テキストを読みたくなるのは、地図なしで歩けないからで、これは弱点じゃなくてそういう認知スタイル。無理に矯正すると前回みたいに「なんか気持ち悪いまま進んでる感」になって失速する。
あらためて、どうするか。
「テキスト読む」と「過去問回す」を対立させない。
こういう比率で考えるといい。
単元を読んだら、その単元の過去問だけすぐやる。章ごとのセット売りにする感じ。「行政不服申立て」を読んだら、その日か翌日に行政不服申立ての過去問だけ5問解く。テキスト通読してから過去問、じゃなくて単元単位でセットにする。
ここで初めて「ひたすら回す」モードに入る。地図が頭に入ってるから、この段階になると過去問の反復が機能しやすくなってる。
「5回回す」については
これは「そのくらい繰り返すと定着する」という話で、1回目から全部解けなくていいという前提が隠れてる。
あなたが気をつけたいのは、「5回回す」を目標にすると回すこと自体が目的化するリスク。あなたには「回した回数」より「★回収リストが減っていくこと」の方がよさそう。
つまり指標を「何周したか」じゃなくて、「★がいくつ消えたか」にする。
要は、テキストを読む自分を矯正しようとしないで、テキストと過去問の順番と比率を設計するだけでいい。
「読みたい」という衝動はあなたの学習スタイルの一部だから、それを活かす設計にした方が絶対長続きするよ。
そんなかんじで「勉強法を決める前に自分を分析する」というアプローチを試みて、自分独自の勉強法を作ってもらいました。
考え方や理解の仕方、記憶の仕方など、私も一緒!という人がいればぜひ参考にしてもらいたいです!

